魚介水出しスープ+醤油、鶏白湯+クリームの2本立て、麺巧 潮 201906

魚介の水出しスープ 「にほんいち醤油そば」 870円

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季節限定 1日20食 「ひやくろ」 870円

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クリーム濃厚 鶏白湯そば 870円(20190624追記)

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麺巧 潮 

東京都千代田区神田淡路町2-4-4 アール神田淡路町 B1F 

WRX2000評価

にほんいち醤油そば 4.4/5.0点
ひやくろ870円 4.4/5.0点
鶏白湯そば870円 4.2/5.0点(20190624追記)
※5点満点
   4.5点〜ワザワザ他に用事もないのに食べに行く価値あり
   4.0点〜その場所、ジャンルで選択肢の上位になり得る
   3.0点‥牛丼チェーン店
 
2012年開店から、一貫して「鶏白湯」と「にほんいち醤油」という全く方向性の異なる2種のラーメンを看板にしている。
3年以上振りに訪店。かつてこの店は「鶏白湯一択」と思っていた。もちろん個人的感想だが、当時の醤油スープはそばつゆのような醤油の押し出し、甘みがあまりにも単調に思えた。一方、当時流行り始めていた鶏白湯とは一線を画した当店のそれは、スープこそ鶏の白湯だが、生クリームを使い、アスパラベーコン巻とポーチドエッグを具材とするなど、オリジナリティの塊で、今でも目立ったフォロワーは見かけない。
 
久方ぶりにこの辺りに舞い戻り、いの一番にこちらへ。
 
また、敢えて20食限定の「ひやくろ」と、「にほんいち醤油そば」を試してきた。
 

にほんいち醤油そば

結論から言うと、大きく進化している。
そばつゆのような甘みはそのままだが、「醤油」っぽさはやや抑えられるとともに、醤油の酸味が加わり甘さとバランスを取って出っ張りを抑えている。これによりダシの風味がそれぞれ明確に感じられるようになり、サバ、うるめいわしをはじめとした旨味が鮮烈に鼻腔に抜けていく。(ダシについては店内に能書きがある)

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麺はややゴワ感がある細麺で、スープの爽快感とよく合う。

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具材は焼豚、鴨のロースト(か、コンフィ?)、パクチー、ゆで玉子。

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特にパクチーはあまりクセがなく、やや酸味があって、単品でもとても美味い。
さらに大盛無料。具材と併せてコスパも最高。
 

ひやくろ

限定20杯、15:00過ぎでまだある。
よほど(相対的に)人気がないのか、20よりもっとあるのか?

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サッパリスープは基本的ににほんいち醤油そばと同じ構成(と、思う)。
麺は固めに締めてあり歯応えが楽しめる。

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季節限定でもあり、残っていれば試す価値あり。

鶏白湯そば

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鶏白湯スープにクリームを加えた洋風ラーメン。かつてはシッカリとした鶏風味をベースにクリームを加え、具材もアスパラベーコン巻きにポーチドエッグ。洋風に仕立てながらも、これはラーメンだ、と思えたのはおそらく鶏風味が最も強く押し出されていたからだ。
かつては。
3年以上ぶりに味わってみれば、面白いことに、にほんいち醤油と評価が全く逆転。
以前よりクリームが非常に強く、鶏ダシを殺してコッテリコッテリに仕上がっており、なんというか安っぽいフレンチのようなおかしなことに。喉がカラカラ。

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ポーチドエッグも、まん丸でそれは見事なものだったが、今回は「湯に落としただけ」、ある意味自由に泳いだ玉子。ゆで加減は文句なく、トロトロの黄身が噴出。
アスパラベーコン巻きもだ。ベーコンには筋がなく、アスパラも見事にゆで上げられて、噛めば全く抵抗なくふわりと分断されていたが、今回はまあ、なんというか、並みの洋食屋レベル。
記憶が美化されたのか?
 

訪問情報

平日15:30 待ちなし店内客1人
夜まで通し営業がありがたい

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