末広町(秋葉原ジャンク通りはずれ)のラーメン屋 3店 201908
秋葉原ジャンク通り
その名の通り、店先にガラクタ、違ったジャンク品を積み上げた電気屋街。今やジャンクよりもメイド喫茶の客引きの方がはるかに目立つ通りと化してしまった。そのメイドも笑えるもので、まあ感心するのだが、毎週毎週コンセプトが少しずつ変わっていく。忍者やら姫やら軍曹やら武士やら。(客引きは)可愛い女の子たちが「どうですかー」とやっている。見ている分には面白いが、大金はたいてコスプレ嬢とおしゃべりする趣味はないのでにこやかに断り、ちょいちょいジャンクを見ながら北へ進む。
田中商店
都内に数店舗を展開、同系列に博多長浜豚骨の田中商店。
秋葉原店
03-3256-3556
東京都千代田区外神田3-8-3 第1針谷ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13137336/
食べログ3.71
中華そば750円
WRX2000評価 4.4/5.0点
※5点満点
4.5点〜ワザワザ他に用事もないのに食べに行く価値あり
4.0点〜その場所、ジャンルで選択肢の上位になり得る
3.0点‥牛丼チェーン店
スープ
「豚骨を濁らせないように炊き、塩だれで味を整える。」(同店HP)
ダシは豚の旨味を存分に引き出しつつも、臭みは一切ない。また豚だけでは説明できない「キリリ」と締まった感じは、煮干しかなんかだろうか。塩ダレははやや強かった。猛暑で汗を流した中の人の舌が塩を求めたか。ここが非常に残念。この塩っぱさがなければ、4.5以上だと思う。
麺
秀逸。多加水、平打の中太。数年前に比べると格段に進化している。
なめらかな舌触り、ほんの少し芯を残してしっかりとした歯ごたえを出しつつ生煮え感はゼロ。
意外にもスープの持ち上げはかなりよく、相性がしっかり研究されている。
肉
サシの入ったバラ肉はスープがしみて柔らかく、口中でのほぐれ具合よく、大きさも適度でラーメンをすするリズムを崩さない。
総評
返すがえすも、塩ダレの濃過ぎが残念。
ちなみに草加の名店「馥(かおる)」の店主を輩出した暖簾だ。
百年本舗 秋葉原総本店
高田馬場の有名店、麺屋宗の新たな挑戦、だそうです。麺屋宗って、通ったことはあるけど閉まってたので食べてない。ノーコメ。100年本舗は沖縄は浦添にもう1店舗あるのみのようで、これからフランチャイズ展開で拡大を図っている模様。(運営会社HP)
03-3255-0220
東京都千代田区外神田3-8-9 昌徳ビル1F
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13199049/
食べログ3.56
WRX2000評価 4.2/5.0点
肉汁中華そば 780円
スープ
「こだわりの鶏ガラ・豚ガラ・モミジ・野菜を煮込み肉のうまみとコクをジックリと閉じ込めたスープ。秘伝のかえしには出雲の醤油を基に数種類をブレンドし素材の旨味と味わい深さを追求」(同店HP)
確かにそのとおり。かえし(タレ)は甘みのある、柔らかな味わい。特徴的なのは、麺をスープに落とす前にタレを絡めたんじゃないかと思えるくらい、麺に味がよく絡んでいる。不思議な味わいだ。
麺
「肉汁が特に絡み合う4種類の小麦からなる厳選された百年本舗特製麺。スープの絡みと唯一無二の食感を楽しめるストレートの細麺。」(同店HP)
はい、そのとおりです。ややゴワッとした細麺に、前述のとおりタレとスープが二層に絡んで旨い。もしかして調理ミスだったらごめんなさい。でも旨い。
肉
薄柔らかで細麺の食感にしっかりマッチ。このあたり、非常に上手いですね。よく考えられている。
総評
上手くて旨い。優等生な一杯、しかし故に中毒性を醸す要素がない。
笑えたのは、17:00頃だったか、食って出たら「準備中」になっていた。看板には11:00〜22:00までの通し営業になってるのに。なんか事情があったのか。
秋葉原ラーメンわいず
神田の行列店の支店。水道橋には暖簾分けの店もあるようだ。
03-6206-0030
東京都千代田区外神田3-7-9
https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13178061/
食べログ3.61
WRX2000評価 3.9/5.0点
らーめん 720円
家系ラーメンの中でも特に濃い。濃いといっても油ならばいいが、綿あめのようにべっとりと唇に貼りつく元ダレが全く口に合わず。肉も麺も旨いけど。好みの問題。すみません。
エリア総評
食べログ3.5超え(まあ今はそう珍しくもないがそれでもハイレベルと言えるだろう)、徒歩数秒のエリアに収まっている3店舗のレビュー。いずれも通いたくなるほどの決め手には欠ける。ジャンク通りの終着点に位置するので、PCパーツ漁りがてら、最後にラーメンで締めるには丁度いい。どの店も、通りかかったならば一食の価値は十分にある。
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